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新人研修をサポートしていただいている「株式会社PDCAの学校」様にインタビュー!新入社員研修の実態を聞いてみました(前編)

Category:匠工房の文化スキルアップ

匠工房には新人研修制度があり、社会人としての心構えやビジネスマナーなど、“社会人の基礎”を学ぶことができます。ただ学ぶだけでなく、実務で成果を出すための土台として必要なスキルを習得できる実践のフォローもあります。本記事では、匠工房の社内研修を担当していただいている「株式会社PDCAの学校」様から、新入社員研修の実態をお伺いしました。前編では、新入社員研修の内容や研修にかける思いを詳しく紐解きます。

お話を伺った方

株式会社PDCAの学校 
北本様

匠工房の新入社員が参加した新人研修プログラムの講師アシスタントを担当)。研修中に受講生のサポートを行う。

株式会社PDCAの学校様が新人研修プログラムを行う目的について教えてください。

受講生が自立・自走できるようになること、“社内で人が育つ仕組み”をつくることです。研修を通して目標(計画)を立てる、実行する、実行結果を検証する、結果を見て改善する・・・というプロセスを繰り返すことで、目標を達成できる新人育成の仕組みづくりをサポートしていきたいと考えています。

新人研修プログラムの具体的な内容について教えてください。

弊社が担当している研修プログラムは、入社してすぐに実施する基礎研修と半年間実施する本研修、1月〜2月に実施するフォロー研修の3つです。

<基礎研修について>

入社して1週目に2日間それぞれ4時間の基礎研修を受けていただいています。内容は、PCスキル研修とマインドセット研修です。PCスキル研修では、タイピングの基本、Excelやwordの操作方法などの基礎を、座学と実践ワークで学んでいただきます。

マインドセット研修は聞き慣れない方も多いかと思いますが、“社会人としての基礎”を学ぶ研修です。学生から社会人への切り替えを目的としており、学生と社会人で何が変わるのか?働くとはどういうことか?といった、社会人として今後過ごしていく上で必要な考え方や活躍するために必要な考え方を理解してもらっています。マインドセット研修も座学だけでなく、グループや個人単位でのワークを交えて学んでいただきます。

<本研修について>

4月から9月の半年間、全11回のプログラムを隔週で行うのが本研修です。本研修は匠工房さんだけではなく他社様も合同で実施します。匠工房さんが参加する大阪クラスには40名ほど参加しており、受講者様の職種と業界は接客業や小売業、製造業、医療関係など多岐にわたります。

たとえば1回目は身だしなみ、名刺交換、電話応対などの基礎的な内容で、2回目は目標設定、PDCA(※)の回し方、3回目は報連相についてやコミュニケーションの取り方、実際にお客様へ提案する方法、4回目は商談、ミーティングでのファシリテーションについて・・・と、回を重ねるごとに社会人として必要なスキルが身についていくプログラムを組んでいます。

また、各プログラムにおいて宿題を提示して、各受講生の課題や目標に対してのフィードバックを上司の方にしてもらっています。

※PDCA・・・Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)という4つの業務プロセスを通して、業務の効率化や業績の工場を目指すこと。

<フォロー研修について>

1月〜2月に実施するフォロー研修は、受講生がこれまで学んできた研修の総復習を1日かけて行う研修です。研修から半年経って抜けてしまっていることや目標の再確認が目的です。

PDCAの学校様が受講者の研修をサポートするために、研修以外でされている取り組みについて教えてください。

受講生と上司の方に二人三脚でPDCAを回せるようになっていただくため、月に1度上司の方向けに新人育成のためのオンライン勉強会を実施しています。

弊社が独自で行った分析や受講者アンケートなどをもとにその年の受講者の特徴や傾向について説明し、現場での指導方法や行動計画の立て方、フィードバックの方法、面談の進め方をレクチャーしています。

また、月に1回振り返りミーティングの機会を企業ごとにいただいており、その中で上司の方が受講生個人の強みや弱みに対応できるよう、定期的にアドバイスをさせていただきます。

新人研修において重要な“目標設定”。研修スタート時、受講生の目標設定はどのように行っていますか。

参加される企業さんそれぞれに会社としての方針があるので、新入社員さんが入社される前に育成計画を立てていただいています。まずは4月の間にはここまでできるようになろうとか、1年間の中でここまでできるようになろうとか、ある程度会社単位の計画をした上で個人の目標設定をしています。

ワークの中で受講生本人の目標設定はしますが、私たちと受講生だけで目標は決定しないようにしています。上司の方とのミーティングの中で「彼はこういう目標を掲げており、私はこう思いますがどうですか?」と、上司や上の方から見てこの目標設定は適切なものか、一つひとつのすり合わせをした上で個人の目標を決めていきます。また、「何を目標にしたらいいかわからない」という受講生がはじめのうちは多いです。そういった場合にも上司の方とのミーティングで「新人の方にどうなってもらいたいか?」を深掘りして、何を目標に据えるかをすり合わせた上で育成の方向性を定めて、上司の方と一緒にどう指導するかを考えていますね。

新人が育つ仕組みをつくるのはあくまで参加される企業さんそれぞれ。その教育体制を作るためのフォローとして間に入ってアドバイスをするのが、私たちPDCAの学校の役割です。

ずばり、新入社員のモチベーションを上げつつ、スキルアップにつながる指導に必要なことは何でしょうか。

前提としてご自身の中で目的意識、目標意識を持つことが重要です。ただ、指導という観点ですと、上司の方からのフィードバックが不可欠だと思います。そのため、OJTの担当者だけでなく、組織全体で新人さんを育成していくのがベストかなと。

目標が曖昧なままだったり、日々の活動に対してのフィードバックがなかったりすると、モチベーションの維持が個人次第になってしまいがちです。そのため、会社として生産性を高めるためには、目標達成のためにもっといい工夫はないか、チャレンジできることはないかをOJT担当に限らず組織単位で指導することが重要です。そしてOJT担当の方に対してはその上司の方がサポートに入るなど組織単位で回していくことで、会社としての育成文化が根付いていくと考えています。

新人研修プログラムを担当するにあたって、講師アシスタントとして北本様が大切にしてきたことはありますか。

社会人として働いている中で、何を大切にしているのか、もし仮に上手くいってないなら葛藤は何か、何に迷っているのかなど、目の前にいる受講生が今何を思っているのかというのは大事にしたいと思っています。そのため、一人ひとりのありたい姿をサポートできるよう、研修の中で声がけすることは大切にしています。

そのため、ワークの時間は受講生の輪に入ってコミュニケーションをとるようにしています。ワーク1つあたり10分くらいの中で、40人の様子を見ています。一回のワークの時間は短いですが、ワークを行う回数は多いので、“このワークではこのグループを見よう”とバランスを見ながら巡回しています。

新人研修プログラムを担当していてよかったことはありますか。

「研修で学んだことをこういう風に生かせました!」とか、「これができるようになったんです」、「上司からこんなフィードバックをもらえたんです」、といった受講生から喜びの報告を聞いたとき、研修をやっていてよかったな、と思います。それが自分の中でも喜びでもあり、もっと頑張ろうと思えるきっかけでもありますね。

会社によっても受講者によっても掲げているゴールが違うので、それぞれの目標を達成してほしいという一心で、これからもみなさんをサポートしていきたいです。

後編では、北本様が匠工房の新入社員やその上司と関わる中で感じた“匠工房の印象”についてお話しいただいています。ぜひご覧ください! 

後編はこちら

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