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伸びる人は相談上手?今すぐ身につけたい「相談力」を紐解く!

Category:スキルアップ

こんにちは!匠工房人事部です。

社会に出ると、上司や同僚とのコミュニケーションが不可欠です。その中でも特に重要なのが「相談力」です。
「昔から一人で悩みを抱え込んでしまう…」「どこから相談したら良いかわからない…」など、なかなか人に相談できずに頭を抱えることはありませんか?
しかし、目標達成に向かって社員同士でチームワークを発揮し、全力で仕事に取り組むためには、相談力の向上は欠かせません。匠工房の仕事においても、基本的に複数人のチームで一つの案件を進めていくため、この相談力は特に重要なコミュニケーションスキルの一つと考えています。
そこで、今回の記事では「相談力」を身につけ、仕事での成功につなげるためのポイントをご紹介していきたいと思います。少しでも今後の仕事や、誰かとのコミュニケーションの参考になれば幸いです。

多くの方と連携する仕事だからこそ、「相談力」が重要に

まずはじめに、相談力とは、自身が抱えている問題や悩みを効果的に他人に伝え、適切な助言や解決策を得るためのスキルです。
プロジェクトで壁にぶつかった時、一人で悩むのではなく、チームの仲間や上司に相談して解決策を見つける力が求められます。この能力を身につけることで、仕事の効率が高まり、良好な人間関係の構築にもつながります。
では、「相談力が身につくと具体的にどう成長できるのか?」について、具体的な例を用いてお伝えします。

イメージしやすいように、例えばあなたが家のリフォームを担当する営業マンだとします。お客様から住まいの悩みや不安、そして今後の理想を伺い、その理想を叶えるためにプランを考えます。
このとき、以下のA、Bでは、どちらがより最良なアウトプットにつながるでしょうか。

——
 A. 誰にも相談せずに自分一人でプランニングをする場合
 B. 先輩や上司、他部署と連携して相談しながらプランニングをする場合
——

かなり極端な二択ですが、答えは間違いなくBの「先輩や上司、他部署と連携して相談しながらプランニングをする場合」です。なぜなら、先輩や上司、他部署の専門的な知識を持つ人と相談しながら進めることで、自分にはなかった新しい視点に気づくことができ、起こりうるリスクや設計上の工夫など、さまざまな側面から綿密にプランニングをすることができるからです。
つまり、相談力のある人は、自分の知識以外にも新たな視点をたくさん蓄積でき、より高いアウトプットに導く力も身につくので、成長につながるのです。

また、社会人になると、プロジェクトは個人ではなくチームで連携して進行するのが基本です。例えば、匠工房では、営業職が一人でプロジェクトを完結するのではなく、お客様のご要望を形にする設計職、現場で施工する大工職、設計仕様や規格に適合させながら期待される品質水準を達成する品質管理職、さらには外部の職人さんなど、多くの人と連携して工事の完了やお引き渡しまで進めていきます。このように、多くの方と関わる仕事だからこそ、一人で問題や悩みを抱えてしまうと、プロジェクト全体に影響し、進行上の大きなミスや事故につながるリスクも高まります。このようなミスや事故を防ぐためにも相談力は非常に重要なスキルなのです。

相談力の重要性について理解していただけたでしょうか?ここからは、相談力を高めるために必要なスキルについて紐解いていきます。

相談力を高めるために必要なスキル

1. 情報整理力

まず、自分の抱えている悩みや問題点を整理する力が必要です。例えば、上司から新しい業務を依頼された際に、業務フローに戸惑ったとします。この時、まずは自分がどの部分でつまずいているのかを具体的に整理することで、相談相手も状況を素早く理解でき、的確なアドバイスがしやすくなります。情報を整理することで、自分自身も問題の本質を理解しやすくなり、効果的な相談が可能となります。

2. 説明力

次に、自分の考えや悩みを分かりやすく伝える力です。例えば、リフォームの施工中に予期せぬトラブルが発生し、スケジュールが遅延した場合を考えてみましょう。このとき、「現場で発生した予期せぬトラブル」をきちんと言葉で説明することが求められます。たとえば、プランニング時に想定していなかった家の構造の不具合が工事中に見つかった場合、どのような不具合があり、どんなリスクが考えられるのかを細かく整理し、上司や施工担当者に伝えることが重要です。状況や考えうるリスクなどを明確に説明することで、状況把握までの時間を短縮することができます。

3. 傾聴力

相談は一方的なものではなく、相手の意見やアドバイスをしっかりと聞き、吸収する力も重要です。例えば、あなたが営業マンとしてお客様とうまくコミュニケーションを取れるか不安に感じているとします。このとき、先輩からお客様と円滑にコミュニケーションをとるためのアドバイスをもらったら、しっかりメモを取ったり、疑問な点があればより具体的な質問したりするなど、「アドバイスを受ける姿勢」を見せることも実は大切なのです。こうした傾聴力を持つことで、相手が話しやすくなり、より有益なアドバイスを受け取ることができます。

4. 観察力

相談するタイミングや相手の状況を見極める力も重要です。例えば、上司が締切間近の仕事をしているときと、締切に余裕のある企画書を作成しているとき、どちらがより有益なアドバイスを受けられるでしょうか?きっと「締切に余裕のある企画書を作成しているとき」だと思います。多くの企業では社員間でスケジュールを共有しているので、相談前に上司のスケジュールを確認したり、どんな作業をしているか観察したりして、相手の状況を把握するように心がけましょう。相談相手に心と時間の余裕がある最適なタイミングで相談することで、話がスムーズに進みやすくなります。

「相談上手」なビジネスマンになるために。
先輩や上司に相談する際に意識すべきこと

誰に相談すべきかを見極める

相談する相手を見極めることも大切です。例えば、リフォームの進行に関する問題なら営業職の先輩に、技術的な問題なら設計職や品質管理職の方に相談するなど、適切な相手を見極めることが「相談上手」への第一歩。普段から周りの上司や仲間の仕事内容にアンテナを張り、誰に相談すれば適切なアドバイスをもらえそうかを観察しておくと良いでしょう。

ちなみに匠工房では、若手社員が安心して先輩や上司に相談できる環境を整えるために「OJT制度」を取り入れています。1人の社員につき1人の先輩社員が教育担当としてついてくれるため、常に相談役が近くにいる環境です。誰に相談すべきかわからない際は、まずはOJT担当の先輩に相談してみるということも可能です。

相談の目的やゴールを明確にする

相談の際には、「なぜ相談したいのか」「相談してどうなりたいのか」「どのポイントに対するアドバイスが欲しいのか」といった目的やゴールを明確に述べることが大切です。

例えば、「お客様と上手に連絡を取り合う方法を教えてください」と相談すると、連絡手段に悩んでいるのか、それとも伝え方に悩んでいるのかがわかりません。
一方で、「お客様とスムーズに共通認識を持てずに悩んでいます。これまでは⚫︎⚫︎のような方法で重要事項の伝達を行っていたのですが、後から何度も聞きか返されることが多くて…もっとこの部分を改善すると良いのかな?と考えているのですが、より円滑に共通認識を醸成するために何か改善すべきことはありますか?普段⚫︎⚫︎さんがどのようにやり取りされているかもお聞きしたいです!」と伝えた場合はどうでしょうか?

後者の伝え方では、「お客様とのスムーズに共通認識を持つためのヒントを得たい」という目的が明確で、上司からプラスアルファのアドバイスを受けられると思います。このように、相談の目的やゴールを明確にすることで、より充実したアドバイスを得られるので、ぜひ意識してみてください。

自分の仮説や見解も述べる

相談する際に、相談内容のみを述べるのでなく、自分の考えや仮説も添えることで、相手もアドバイスしやすくなります。例えば、あなたが上司として相談を受ける立場だと想像してみてください。

「施工がやや遅れています。スケジュールをどのように再調整すれば良いですか?」と相談される場合と、
「資材の到着が遅れたため、工期が5日ほど延びると考えています。資材の到着は⚫︎⚫︎で、施工担当者の稼働可能日は▲▲なので、スケジュールをこのように再調整すべきだと思いますが、何か問題がありますか?」
と相談される場合では、どちらがアドバイスしやすいでしょうか?

前者の場合は相談相手に問題を丸投げしており、情報が少なく、どこからアドバイスすればいいのか困ってしまいますよね。一方、後者の場合は遅延の原因と次のステップが明確なので、部下の考えが正しいかどうか判断しやすくなります。このように、自分の見解を添えて相談することで、相手も具体的なフィードバックをしやすくなります。

終わりに

ここまで「相談力」を身につけ、仕事での成功につなげるためのポイントについて解説してきました。
うまく相談できるか不安に思うかもしれませんが、相談力は実際の業務でトライアンドエラーを繰り返すことで必ず身につくスキルです。社会人になると、覚えなければならないことが増え、相談したいシーンにたくさん出会うと思います。そういった際に、この記事の内容を思い出して少しでも実践いただければ幸いです。

最後に、匠工房では、皆さんが一つ一つの課題をクリアし成長していける環境を整えていますので、安心してチャレンジしてください。
さまざまな職種を募集しておりますので、こちらの募集要項を是非ご覧になってみてください。

それでは、匠工房人事部でした!また次の企画記事にてお会いしましょう。

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