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先輩社員と二人三脚でスキル習得を目指す、匠工房「OJT制度」のリアルをご紹介! 〜設計職編〜

Category:匠工房の新人教育匠工房の文化スキルアップ

匠工房には、実務経験を積んだ先輩がOJTトレーナーとして新入社員に付き、新入社員が一人立ちするための知識やスキル面でのサポートを行う「OJT制度」があります。本記事では、設計職で22年入社・23年入社の新入社員のOJT担当を務めたSさんに、設計職のことやOJT制度のことをお聞きしました!


-PROFILE-

S.Rさん
役職 主任
入社:2019年1月(中途入社)
設計 主任
主な仕事内容:現地の調査や営業担当のヒアリングをもとに、新築・リフォームの際に必要な住宅の図面を作成し、お客様に提案をする。場合によっては、営業担当を介さず、自身が直接お客様へヒアリングを行うことも。

匠工房に入社するまでの経歴を教えてください。

初就職の際に愛知県の建設会社に入社し、設計職として4年ほど勤務しました。新築の案件も少し担当しましたが、僕は古民家再生に特化したリフォームの案件を中心に設計をしていました。働く中で現場知識が少ないことに気が付き、現場での経験が積めるリフォームの専門会社へ転職。そこでリフォームの現場監督として2年ほど務めたのち、さらなる経験を積むために地元の滋賀県へ戻り、リフォームの実績が多く地元に根付いている匠工房への入社を決めました。

設計職の業務内容について教えてください。

匠工房の設計職は、新築とリフォームの設計をどちらも行います。
新築案件の場合、営業担当が具体的に間取りのヒアリングをしてきてくれるので、それをもとに図面を作成するのが主な業務です。お客様にご契約いただいた場合はより詳細な図面を作り、必要に応じてお客様へのご提案を行うこともあります。

リフォーム案件の場合は案件の規模にもよりますが、間取りが変わる規模の案件では設計職が現場に立ち合いながらお客様と直接やりとりすることが多いです。リフォームは新築とは違い、もともとある家の間取りによって工事の進め方などの対応が変わってくるので、設計の担当者が現場に立ち会う必要があるからです。

まず、もともとある建物の現地調査を行い、現況図面・改修図面の作成をします。その後お客様のもとでヒアリングや提案を行い、ご契約いただいたら工事に向けて細かい打ち合わせをした後、現場での工事が始まります。工事開始後は現場確認に行って、現場の状態と平面図との整合性が取れているかの確認を都度しながら工事を進めていきます。

匠工房の設計職ならではの特徴はありますか?

発言すれば意見が通りやすいので、若いうちから経験を積めるところかなと思います。たとえば僕の場合は、お客様へのより具体的な提案のために耐熱・耐震を計測できるソフトを導入してほしいと会社に提案し、採用してもらった経験があります。

設計職の仕事が一通り身に付くまでの流れを教えてください。

まずはCADの操作を覚えるところからスタートですね。弊社で使っているソフトウェアの入力方法を教えて、作図の流れを身につけてもらいます。その後は現場調査に同行してもらい、チェックシートを見ながら確認作業を一緒に行うことで現場での仕事を覚えていきます。その後、入社3〜4か月でお客様との打ち合わせを想定したロールプレイングを行い、提案の仕方を見せながら説明の流れや提案の方法を掴んでもらいます。

設計職の場合、入社後すぐに現場へ一人で行ってきて!ということはなく、大きな案件をOJT担当と新入社員のマンツーマンで担うところから始まります。入社して9ヶ月ほどは手書きで書いた図面をCADで清書してもらったり、一緒に現地調査に出向いたりして、少しずつ仕事を覚えてもらっていますね。そのため、一人で現場へ行けるようになるまでに、だいたい1年ほどかかることが多いです。

設計職の一般的なキャリアステップについて教えてください。

何か役職につくことを目指すというよりは、自身のやりたいことに向かってまずは設計職における一人前を目指す人が多いですね。僕の場合、新入社員を育成するときは「お客様の前に一人で立って、現場を一人で回せて、問題が起きた際にも一人で対処できる状態」を一人前であると考え、目標を設定していました。

人それぞれ、住宅に対する想いや好きなものが異なるので、キャリアに対する考え方も多様です。たとえば僕がOJTを担当した22年入社の社員は自分の頭の中のアイディアを形にして表現することが好きなのでそこを強みにして業務に励んでいましたし、23年入社の社員はゲストハウスが好きで、「ゆくゆくは自分でゲストハウスを作りたい」と言っていましたね。

白井さんが担当されていた新入社員はどういった目標を設定していたのですか。

匠工房では新人研修の中で目標設定の機会があり、新入社員は2週間に1度研修に行くので、その研修に向けて目標を設定し取り組んでいきます。新入社員とOJT担当との間では、「3年後にはどうなりたいか?」というところから逆算し、2年、1年、3ヶ月、2週間、と細かい期間での目標を設定していました。

僕の場合は自分が入社1年目に経験したことを踏まえて、担当した2人の新入社員の目標を「新築の場合は営業担当のヒアリングをもとに平面図、パスなど一通りの図面を作れるようになること、リフォームの場合は1階LDKの水回りのご提案が一人でできるようになること」としていましたね。

細かい期間での目標設定は、新入社員の特性に沿って進めていました。たとえば22年入社の社員は控えめな性格でコミュニケーションに課題を感じていたので、現場で大工さんや職人さんに自分から話しかけることや積極的に電話に出ることなど、コミュニケーション面を補うタスクを多めに設定していました。一方で23年入社の社員は、明るく社交的な性格ですがケアレスミスが多かったので、図面や準備物などのチェックを徹底するようなタスクを多めに設定していましたね。

後輩が目標を達成するために、どのようなサポートをしましたか。

匠工房の新人研修では2週間に1回目標を振り返る面談を行っていますが、僕の場合は 1週間に1回は面談をするようにしていて、苦手な部分に着目しつつ、「これから注意して取り組んでいくこと」のすり合わせをしていました。

また、新人が自分の足りていない部分に気づける場面を多く設けることも大切にしていました。あえてお客様の前に出る機会を増やすことで、失敗経験から改善方法を学んでもらっていましたね。フィードバック、アドバイスの言葉は少しだけで、あとは体験で理解してもらう形です。

OJT担当になってよかったことはありますか。

OJT担当になると自分の業務が後回しになる分、お客様への提案にかける時間を捻出するのが大変でしたが、その一方でOJTの業務を通して「人に教える難しさ」を学ぶことができました。自分自身の弱い部分を再認識する機会になったのが、すごく貴重でしたね。

OJT担当を任せられる前は自分に与えられた仕事だけに集中していましたが、OJT担当を経験したことで、周りの人を見ながら仕事をできるようになったと思います。

OJT担当をする上で大切だと思ったことを教えてください。

事前準備です。僕自身が担当した2年間を振り返っても、新入社員が入社する前に準備できることはもっとたくさんあったのでは、と思います。たとえば、具体的なロールプレイングの流れや伝えなければならないことの抽出、覚えてほしいことを教える順序などです。現場での知識をもっとつけてほしいので、現場に行ける機会をどう設けるかもOJT担当として考える必要がありますね。再びOJT担当を任されることがあれば、そこを徹底したいと思っています。

白井さんの今後の目標を教えてください。

自分の生まれた町をもっと盛り上げていきたいと考えています。行政と協力して、建築を通して町おこしに関わっていきたいです。匠工房は自分の意見をバックアップしてくれる環境がありますし、リフォームの案件が滋賀県で最も多いので、今後も多くの案件を担当することでより一層経験を積んでいきたいです。

内定者・就活生に向けてのメッセージをお願いします!

匠工房は自由度が高くやりたいことをやらせてもらえる環境なので、入社を決めてからどう働くかは自分次第だと思います。内定された方には、ぜひ前向きに頑張ってほしいです。

就活をしていると焦って結論を出したくなる人もいると思いますが、いろんな会社を見て「ここで働きたい」と心から思える会社に入ってほしいと思います。やりがいを感じられる環境を焦らず自分自身で見つけてほしいです!

営業職のOJT担当者へのインタビュー記事も掲載しております。こちらの記事ぜひご覧ください!

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