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2年目設計職が伝える1年目のリアル。「楽しい」が仕事の原動力!

【先輩社員インタビューvol.5】
2年目設計職が伝える1年目のリアル。「楽しい」が仕事の原動力!

Category:匠工房の新人教育先輩社員の声先輩社員インタビュー

K.Mさん

住宅設計

K.Mさん

職種:住宅設計
入社:2023年入社(新卒11期生)

匠工房の設計職は、住宅リフォーム・新築住宅を対象とする「住宅設計」。店舗の改装・新装を対象とするのは「店舗設計」とし、部門別の職種体系を設けています。

本記事では、住宅設計職の入社2年目の先輩社員Kさんにインタビュー。匠工房に就職するまでのことや、入社してからの仕事や目標などをお聞きしました。2年目に入りひとり立ちが見えてきたKさんの、1年目から今までをリアルにお伝えしていきます。

小さい頃からずっと家が好き

私は小さい頃から家を見るのが好きで、将来の夢は大工でした。
「大工になりたかった」という建築好きの父に連れられて、住宅展示場へモデルハウスをよく見に行ったのですが、それがとても楽しみで。父の影響は少なからず受けたように思います。
「家が好き」という気持ちは変わらないまま、「作る」よりも「設計」に興味が移り、設計士を目指すように。建築について学べる学校を選び、そこで建築士の資格を取得しました。

就職か海外か、悩み抜いた就活期

進路を考えたとき、実は就職することについてすごく悩みました。
旅行も大好きなので、30歳くらいまでは海外でワーキングホリデーをしたりバックパッカーをしたり、自由に過ごすのもありかなと思っていて。学生時代はコロナの影響でなかなか海外旅行に行くこともできず、その反動もあったかもしれません。
ただ、就活もしないで海外へ行って、何もしなかったことを後悔したくなかったので、就職活動も頑張りました。
就職するなら設計職であることは大前提。設計ができて「どうしても入りたい!」と思える企業と出会えたら就職、そうでなかったら海外へ行こうという気持ちで臨みました。

「ここしかない!」出会いが後押しした匠工房への入社

そんな気持ちで進めていた就活の中で、匠工房と出会いました。
他にもいろいろな企業を見ていましたが、選考過程にある職場体験に行ったことで「匠工房へ入社したい!」と気持ちが固まりました。

今所属しているのと同じ店舗へ体験に行ったのですが、とにかく店舗の雰囲気が良くて。和気あいあいとした風土が、自分には合っているなと思えました。今もその印象は変わらず、チームワーク良く働くことができています。
また、見学に行った他の会社では、設計職は部署で何人もいることが多かったのですが、匠工房では店舗ごとに一人か二人。その少数精鋭で責任をもって仕事に取組める環境も、とても気に入りました。

何より決め手は、今もOJTについてくださっているSさん。当時体験に行ったときにもいろいろと教えていただいたのですが、その説明がとても丁寧で楽しそうで、「心から設計が好き!」ということが本当に伝わってきたんです。
他社で見てきた設計職の人も「すごい設計だな」など仕事内容に感心することばかりだったのですが「設計の仕事が好き」という気持ちが見えなくて。そんな中で、Sさんの仕事を心から楽しんでいる様子はとても印象的でした。

私は「楽しく働くことができるかどうか」を就職の一つの軸としていたので楽しそうに働く先輩の姿を見て「この匠工房で、この人の下で働きたい!」と強く思って入社を決めました。

ひたすら図面を引いた1年目

設計職の1年目は、先輩(OJTでもあるSさん)のアシスタントから始まります。
リフォームを希望されているお客様のご自宅まで先輩に同行して一緒に寸法を測り、それをもとに図面に起こしたり、先輩の提案するリフォームプランを図面に起こしたり。まずは設計としての基本業務を反復し、基礎力を身につけていきます。
図面は、慣れるまではベースをもらってそこに指示を受けながら書き加えていましたが、徐々に自分でゼロから書き起こしができるようになりました。とにかくまずは正確な図面を引けるように注力していましたね。

もちろんただ図面を引くだけではなく、現地調査・採寸からプラン設計まで一人でできるようになることが1年目の目標の一つです。
まずは小さな範囲のリフォーム案件から、人の手を借りずに自身で調査採寸をして図面を引き、プラン設計をして図面を引き、その都度添削をしてもらうことを繰り返し、できることを増やしていきました。
寸法的に入らない窓を指定してしまったりなど、初歩的なミスをすることも多かったですが、チェックシートを使って確認をしたり提出前のケアレスミスを減らしていきました。実はこのシートを作ってくれたのもOJTのSさん。ミスがあったときも指導が丁寧で、苦手なところを克服するためのサポートが的確で、本当に助けられました。

「お客様」と向き合うことの難しさ

設計職は、お客様と直接お会いする機会もたくさんあります。
リフォームをするお住まいに伺って、お客様から課題やご要望をお聞きするのはもちろん、プランの提案をするのも設計職の仕事です。
自身の担当案件が無い内は先輩のプレゼンテーションを聞きながら勉強し、そのうち部分的にお客様に説明する機会をもらい、少しずつ経験を積んでいきます。
2年目に入る頃には自身の案件が増えてきて、お客様とお話ししたりご提案する機会も多くなります。図面の次は、お客様とのコミュニケーションが課題になってきました。

私は初対面の人とも会話を楽しめて、時にはしばらく話し込んでしまうほど人と話すのが大好きなのですが、仕事となるとまた別で。ご提案の時などお客様とお話しするときは、とても緊張します。
お客様の大切なお住まいのことで、お金のこともあるし、他部署との連携や仕事としての責任もある。いろいろなことがプレッシャーになって固くなってしまうんです。

「お客様とたくさんお話しして、ご要望をどんどん出してもらって形にしていきたい」と思って設計職に就いたのに、いざ現場に出るとお話しすることに緊張してしまう。仕事として話す機会を得て初めて気づいた、想いと実際とのギャップに戸惑いました。
先輩からの「知識を付ければ自信をもって話せるはず」というアドバイスを信じて、もっと経験を積んで知識も自信も付けて、改善していきたいと思っています。

チームで連携しつつ、責任を持って臨みたい

リフォームは、古いものを新しくしたり間取りを変更したりするのはもちろん、ガタつきや段差などの不具合なく快適に過ごせるように整えることも大切です。
家は一つとして同じ条件のものはないため、図面だけではなく実際にどうなっているのか、細かいところまで把握して対策を考えなくてはうまくいきません

また、構造部分はいくら現地調査を行っても表からは見えてこず、工事が始まって初めて不具合がわかることもあり、気が抜けません。実際、以前お風呂のリフォームで、古い風呂釜を外してから下にあるはずの土台がないことがわかりお見積りからやり直し・・・というケースもありました。工期も伸びるしお金もかかる、何よりお客様に迷惑が掛かってしまうことが本当に申し訳なかったです。

現場で何か問題があっても、大工さんがうまく対処したり営業担当がお客様へすぐに説明に行ったりと、チームの連携によって最速で解決に向かいます。それはもちろん匠工房の良い面なのですが、それに甘えてはいけないと思っています。自分が調査から始めて設計した案件は、きちんと責任を持って最後まで関わりたいのです。
施工に入っても大工さんや営業担当に任せっきりにせず、現場の状況は誰よりも把握して何かあったらまずは自分が対応したい。そのために、自分自身成長しながらチームの信頼関係ももっと強めていきたいですね。

地道に着実に、知識を増やし経験を積んで成長したい

設計職は専門職であり、目の前の案件に丁寧に取り組む仕事です。
案件を終えるたび成果は出ますが数字では測りづらく、一つ一つ時間がかかり抱えられる件数も限りがあるため、他の職種よりは自身の成長を実感するのに時間が必要だと感じています。

今はお客様へのご提案の幅を広げられるように、苦手意識を持っているデザインや語彙を、資料を集めたりお話を聞いたりしながら意識してインプットしています。それから、現場によって異なる構造的な部分の知識は、自身の経験でしか得られないので、積極的に見て・聞いて、どんどん吸収することを心掛けています。
もちろん、「月に〇件の現地調査・現況図面を上げる」といった数値目標もあるので、精度を高めながらできる件数を増やしていきたいです。

リフォームはお客様にご依頼をいただき、調査・ご提案・着工・竣工まで数か月かかります。1年目の冬から徐々に任される部分が増え、プラン設計まで担当するようになった案件が、これから本格的に着工していきます。
実は今まさに、私が担当する初めての「間取りの変更」という大きな案件の工事が始まろうとしています。設計したプランがうまくいくか、何か問題が出てこないか、とても緊張しています。
匠工房の設計職として、これからが本番です。

自分が「楽しい!」と思えることに正直に

私は進路を考えるときはいつも「楽しいかどうか」を一番の判断基準にしています。
人生は一度きりで、楽しまなくてはもったいないと考えているからです。

それは仕事についても同じで、いくら給料が高かったり待遇が良かったりしても、「楽しいな、好きだな」と思えない仕事は辛いだけです。
たとえば、仕事がうまくいかないときにも一緒に働いている人が好きで職場が楽しければ、前向きになれる。好きな仕事なら、もっと頑張ろう、もっと高みを目指したい、と、自然に熱が入ります。
誰かから強制されず、「自分がしたいから」と仕事を楽しめるのは幸せなことではないでしょうか。
匠工房は、そんな風に仕事が好きで、楽しんでいる人がたくさんいます。

いま就活をしている皆さんも、どんなことでもいいから、自分が心から「楽しい」と思えることがあるなら、「好きだな」と思えることと出会えたなら、その気持ちを大切に進んでほしいと思います。


小さい頃から抱いてきた「家が好き」という気持ちを、設計職として花開かせたKさん。
楽しみながらも、真摯に仕事に向き合う姿勢が印象的でした。基礎を学んだ1年目を経て責任も守備範囲も広がり、独り立ちの見えてくる2年目、今後一層の活躍を応援したいと思います。
匠工房では「設計職」を募集しておりますので、こちらの募集要項をぜひご覧になってみてください。

また、「営業職」の先輩社員インタビュー記事はこちら
独り立ちまでのステップや、実践の中で経験した失敗、そして仕事のやりがいなどをお話しいただきました。

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