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大工職4年目、大工としての成長と今後の目標

【先輩社員インタビューvol.6(後編)】
大工職4年目、大工としての成長と今後の目標

Category:先輩社員インタビュー

N.Rさん

N.Rさん

職種:大工
入社:2021年

大工としての働き方は、大きく分けて二つあります。特定の組織に属することなく一つの現場ごとに契約して仕事を請ける「一人親方(=個人事業主)」と、工務店などの組織に社員として所属して働く「社員大工」です。社員大工には、教育や技術承継が継続的に可能なことや、社内の設計や営業など他部署との距離が近く連携が取りやすいなどのメリットがあります。
匠工房では、施工品質を向上しお客様のご要望に迅速に対応できるように、社員大工を採用しています。

今回は、前回に引き続き工業高校から新卒で大工職に就き、一人前が見えてきたNさんにインタビュー。
大工として成長を感じたことや大切にしていること、これからの目標などについてお話いただきました。

前編の記事はこちら

大工として少しずつ着実にステップアップ

ー新卒で入社してから4年目の今まで、どのような仕事をされていますか?

入社して一年は、先輩大工のサポートに回ることが多かったです。先輩が担当しているいろいろな現場へ行って、作業の手伝いをしたり、簡単な作業を任せてもらったり。入社から3-4年の間は、こんな風に先輩社員に付いて仕事や技術を学んでいきます。

3年目くらいからトイレやお風呂の交換工事は一人で行くようになり、今では部屋の改修工事も最初から最後まで一人で任せてもらうことも増えてきました。
トイレやお風呂の交換といった作業は、壁・床・天井など全部を綺麗にする場合で大体3-4日間の工事になりますが、これはもう完全に一人でできるようになりました。

ー一人で現場を任されるタイミングや基準はありますか?

特に決まった基準やテストがあるわけではなくて、先輩の判断が基準になります。
「大体できているから、次からは一人で行ってみよう。わからないところがあればいつでもすぐに電話して。」みたいな感じです。最初はもちろん不安でしたね。しばらくは先輩に作業の後で仕上がりをチェックしてもらい、丁寧なフィードバックとお墨付きをもらって経験と自信をつけていきました。

とはいえ、自分が最年少ということもあって、下の人を教える立場になったり、一人前といえるまでにはもう少し経験が必要かなと思っています。

ー印象に残っている仕事はありますか?

印象に残っている、というのとはまた別かもしれませんが「棟上げ(むねあげ)」がとても好きです。
「棟上げ」は朝早くから夕方まで、家の骨組みを組むところから始めて屋根の枠組みまでを組み上げる作業です。普段の現場では一人から多くても三人程度で作業するところを、外注の大工さんも含めてたくさんの人が集まり、協力し合ってわいわい作り上げていくのがすごく楽しいんです。指示する人、組み手の人、サポートの人などと役割が入れ替わりながら「こっちお願い!」「進捗どう?」とか、いろんなところから活気のある声が上がって作業が進んでいくライブ感というか、一体感が良いですね。
外注の大工さんとはいえ、普段からよくお世話になっている顔なじみの方ばかりなので、みんな仲が良くて連携がとりやすく、仕事はとてもやりやすいんです。

匠工房での働き方や評価について

ー入社してからどのような研修がありましたか?

匠工房の新入社員研修に参加しました。
営業職など他の職種の同期と一緒に、ビジネスマナーや目標設定、PDCAの回し方などを半年間かけて学んでいきました。
(研修について詳しくはこちらの記事をご覧ください)

ー大工職の勤務時間や休みについて教えてください

基本的には、9:00から現場に入って18:00までには撤退、大工職は土日休みの完全週休二日制です。現場のスケジュールの都合で土日に出勤することもありますが、その際には振替休日を取得しています。

ー仕事の評価はどのようにされるのでしょうか?

大工職は数字というよりも経験や行動が評価対象になることが多いかなと思います。どの作業ができるようになったかというスキル面に加え、社会人としての身だしなみや挨拶などの基本的なスキルも、評価シートに基づいて評価されます。

(匠工房の評価制度について詳しくはこちらの記事をご覧ください)

給与は評価シートの結果や会社の推奨している資格の取得によって上がります。今は「電気工事士」という資格の取得を目指しています。リフォーム工事では電気や電線を扱うことが多いため、電気系統の工事には必須の資格です。自分の成長のためにも、お客様のご要望に応えていくためにもぜひ取得したいと考えています。

自身を支える仕事のやりがい

ー仕事をする上で大切にしていることはなんですか?

妥協しない、ということでしょうか。
何かを作る時や仕上げの際には、たとえ簡単な方法でも、できるだけ良い仕上がりを優先したいです。
時には「そこまでしなくてもいい」と言われることもありますが、しっかりやり切りたいという思いがあるんです。労力がかかっても、自分の仕事に対して納得したいと思っていますし、お客様にも理想の形で提供したいと考えています。

ー手応えを感じることや楽しいと思えることを教えてください

お客様から直接、「ありがとう」と言ってもらえることが一番うれしいですね。
風呂やトイレ、部屋の部分的なリフォームの時には、お客さまの暮らしている傍で作業をすることになるので、ご挨拶をしたりなどコミュニケーションをとる機会も多いんです。

それから、自分の力で工事を完成させたときの達成感も大きいです。特に工期が短く、余裕がない現場で工夫を重ねながら無事に間に合わせたときには、やり切ったという強い達成感があります。

大工としてもっと飛躍するために

ーあこがれの人・目指している人はいますか?

あこがれの人や目指している人は二人います。

一人は、現場管理をしながら施工もしているIさん。
外部の方とやり取りし、どの大工がどの現場に行くかの割り振りや進行管理を行いながら、自身も施工に携わるその幅広い対応力を尊敬しています。

もう一人は、現場でのベテランHさん。
自分のことをよく気にかけてくれて、いろいろと教わることが多いです。長年大工を続けていることもあって、豊富なノウハウを持っており、その技術力にはいつも感心しています。

大工としての技術も磨きながら、現場を管理する立場も目指したいと考えているので、目指す人としてはこのお二人かなと思います。

ー今感じている課題を教えてください。

今は技術面をもっと磨きたいですね。技術が足りなくてできていない仕事がまだまだあるので、腕を磨いてもっと難しい仕事もやっていきたいです。
例えば、リフォームでよくある階段工事は、1ミリの誤差でもつまづくことがある非常にシビアな作業です。自分はまだそのレベルには達していませんが、すぐ上の先輩が階段工事も担当されているので、早く追いつきたいと思っています。

それから、今まではがむしゃらに目の前のことに集中して作業をすることが多かったのですが、もっと俯瞰して見る必要があるなと思っています。自分の現状のスキルだとどのくらいのペースで作業を進められるのか、現場をスムーズに進めるための段取りも考えなければならないと気づきました。常に進行状況に意識を向け、視野を広げていきたいと思っています。

ー今後の目標を教えてください

いずれは、自分の家を自分の手で建てたいと思っています!友達の家を建てるのも良いですね。自分の希望や身近な人の希望を汲み取り形にする住まいを作り上げるのは、とても楽しそうだと感じています。そのために日々コツコツと技術を磨いていきたいです!


新卒で匠工房に入社後、大工として着実にステップアップをしていったNさん。
一人前の大工になる、管理も施工も手がける現場の統括を任せられる、ご自身やご友人の家を建てる・・・と、目標はいくつも続いていきます。たくさんのお客様のご要望を実現できる大工として、日々技術を磨いて大きく飛躍して欲しいと思います。

匠工房では「大工職」を募集しておりますので、こちらの募集要項をぜひご覧になってみてください。

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