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【項目別】インターンシップで提出する履歴書の書き方

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【項目別】インターンシップで提出する履歴書の書き方
インターンシップに参加する際は、履歴書の提出が必須です。履歴書作成にあたっては、いくつかの決まったルールを守れば、誰でも履歴書を作成できます。本記事では、履歴書書き方と注意点についてご紹介しましょう。

就活生の多くは、本格的な就職活動を始める前に、インターンシップを検討しているでしょう。インターンシップとは、社会に出る前に実際の職場で行う就業体験のことで、現在多くの企業で行われています。

インターンシップに参加するためには、希望する企業に履歴書を書いて送らなければなりません。しかし「インターンシップ用の履歴書の書き方がわからない」と悩む就活生もいるでしょう。

そこで、今回はインターンシップで提出する履歴書の書き方についてご紹介します。履歴書を作成する際の注意点や疑問点についても取り上げているため、ぜひ最後までご覧ください。

インターンの履歴書の書き方


履歴書は、インターンシップに参加する学生を企業側が選別するために参考にする、非常に重要な存在です。そのため、企業のインターンシップの責任者たちは、履歴書の内容はもちろん、書式に至るまで細かくチェックされます。

インターンシップの履歴書には、ある程度基本となる書き方が決まっており、ルールを守って書けば、どの企業に提出しても恥ずかしくない履歴書を作成できます。履歴書の書き方について項目ごとに解説していくので、順番にチェックしていきましょう。

日付

日付の記載方法には、西暦と和暦の2種類が存在していますが、基本的にどちらの記載方法を採用しても問題ありません。ただし、同じ履歴書内で西暦と和暦が混在していると見づらいため、必ずどちらかに統一して記載してください。

また、履歴書には、必ず日付を記載する箇所が存在します。履歴書に記載する日付は、基本的には履歴書の提出日で統一すれば問題ありません。

たとえば、郵送で履歴書を送る場合は、投函日を記載しましょう。また、メールで送る場合はメールの送信日を、持参する場合は履歴書を持参した日を記載してください。

基本情報


履歴書にはさまざまなフォーマットがありますが、必ず基本情報と呼ばれる項目があります。基本項目は、生年月日、住所、連絡先、メールアドレス、電話番号、そして捺印の6種類です。それぞれ記載に関してルールがあり、それを守れば基本的には問題ありません。

たとえば、住所を記入する際に、現住所の番地などはとくに指定がない限り、算用数字を使用してください。これは漢数字を使用すると、漢字の1とハイフンの見分けがつきにくいからです。また、住所が長い場合は、採用担当者が見やすいように2行で記載してください。

メールアドレスや電話番号は、インターンシップの選考に関する連絡を行うために必要です。そのため、普段から連絡が取れる電話とメールアドレスを記載してください。基本的には、スマートフォンの電話番号やメールアドレスで構いません。

学歴

学歴とは、その名のとおり自身がどの学校に所属し、いつ卒業したかを記載する項目です。インターンシップの履歴書を作成する場合は、中学校の卒業年月日から記載すれば問題ありません。

学歴の記載をする際は、学歴を記載する項目の1行目の中央に学歴と明記して、2行目から書き始めてください。

学校の名前を記載する場合は、必ず正式名称で記入しましょう。大学が私立なのか国公立なのか、所属している学部や学科がどこなのかまで、正確に記載してください。

もし中途退学の経験がある場合は、いつ中途退学したのか忘れずに履歴書に記載しましょう。履歴書に書かずにあとから中途退学の事実が発覚すると、悪意を持って経歴詐称を行なったとされ、大きなマイナスイメージを相手に植えつけてしまいます。

こうした経歴が書きづらい人は、備考として、中途退学の理由を記載するとよいでしょう。

職歴

職歴も履歴書に必ず存在する項目のひとつです。ただし、インターンシップに応募する大学生のほとんどは職歴を持っていないため、基本的には記載する必要がありません。

インターンシップの選考用に提出する履歴書に職歴を記載する場合は、学歴の最終行から1行空けた行の中央に職歴と記載し、以降になしと記入しましょう。最後に職歴の最終行の次の行に右寄せで以上と記入すれば、職歴の欄の記載も完了です。

職歴を記載する際の注意点として、アルバイトの経歴を書こうとする人も一定数いますが、職歴に書けるのは正社員としての経歴に限定されています。もしアルバイトの経験について記載したい場合は、後述する志望動機や自己PRの項目に記載しましょう。

免許・資格


免許や資格は、国家資格から民間資格まで、所有しているものは基本的にすべて記載してください。免許や資格を記入する際は、取得年月日が古いものから順番に記載しましょう。

所有している資格が多い場合は、インターンシップ先の企業の事業に関連する免許や資格から先に記載してください。インターンシップに対する強い興味関心を採用担当にアピールできます。

また、免許や資格を記載するときは、必ず正式名称で書いてください。たとえば、自動車の免許を所有している場合は普通自動車第一種運転免許、TOEICのスコアを所有している場合はTOEIC Listening&Reading Testと記載して点数まで記入しましょう。

もし記載できる免許や資格がない場合は、勉強中の免許や資格を記載しても大丈夫です。もちろん、将来取得する気のない免許や資格を記入するのは、インターンシップ先の企業を騙す行為になるため、絶対にやめておきましょう。

志望動機・自己PR

履歴書に記載する内容は、インターンシップを開催する企業の採用担当者にとって、採用する学生を決める重要な参考情報です。そのなかでも、とくに志望動機と自己PRの記載には力を注ぎましょう。

志望動機と自己PRを書くにあたって、重要なのが自己分析です。自己分析とは自分の特徴や長所、価値観などを把握し、自身の強みを見つけるために行います。自己分析をもとに客観的な視点を持つことで、志望動機を明確にし、独自性の高い自己PRの作成が可能です。

志望動機や自己PRを記載する際は、情報量にも注意しましょう。長所やスキル、仕事に対する熱意を書くのは、インターンシップ先の企業に対するアピールになります。

しかし、細かく書きすぎると履歴書の文字か小さくなってしまい、かつ文章量も多いため、内容を読む気力を相手から奪いかねません。詳細に書くよりも、アピールポイントを簡潔かつわかりやすく書く意識を持ちましょう。

通勤時間

履歴書における通勤時間は、一般的に自宅から会社に到着するまでにかかる片道の所要時間を指します。

所要時間のすべてのため、公共交通機関を利用している時間だけでなく、自宅から駅までの移動時間、会社の最寄り駅からオフィスに到着するまでの時間を記載しましょう。

通勤時間を記載するにあたって、会社に到達するルートが複数ある人もいます。その場合は、通勤時間が一番短いルートを履歴書に記載してください。

企業によっては交通費が一番安いルートや、特定の駅を利用するルートなどの指定が入るケースもあるため、そのときは会社の指示に従いましょう。

通勤時間の記載をする際は、5分単位で書くのが一般的です。また、履歴書はテンプレートによって時間と分が印字されているものがあります。もし通勤時間が1時間未満、たとえば45分の場合は、書き忘れではないことを示すためにも0時間45分のように、時間部分に0を記入してください。

本人希望記入欄

履歴書で多くの人が記入内容に悩むのが、本人希望記入欄でしょう。本人希望記入欄とは、応募者が絶対に譲れない条件を記載する項目です。具体的には、給料や職種、勤務地、勤務時間について記載します。

応募者の希望条件とのミスマッチを避けるために設けられている項目ですが、インターンシップの履歴書を作成する場合は、基本的に記載する必要がありません。そのため、特筆して記入することがなければ、貴社規定に従いますと記載しましょう。

なかには、特になしと記載する人もいますが、ビジネスマナーの観点からすると問題のある書き方のため、絶対にやめてください。また例外として、インターンシップを行う企業が複数業種の受け入れを行なっている場合は、希望職種を記載しましょう。

履歴書の写真の貼り方と注意点


履歴書を作成する際、日本では必ず顔写真を貼ります。履歴書に使用する写真にも守るべきマナーやルールがあり、インターンシップの採用担当に与える印象をよくするためにも、必ず押さえておきましょう。以下、履歴書の写真の貼り方、および注意点になります。

貼り方

履歴書に写真を貼る際に注意したいのが、はみ出しとヨレです。写真は履歴書の写真貼り付け枠に合わせて、カッターなどでサイズを調整すると、履歴書を汚さずに写真を貼ることができます。

また、履歴書に写真を貼るときは、写真が履歴書から剥がれないようにしっかり貼りましょう。スティックのりで写真を貼るのが一般的ですが、両面テープの使用もおすすめです。

最後に、写真を汚さないようにティッシュを使って上から押さえると、写真を履歴書にしっかりと固定できます。

注意点

履歴書に使用する写真について注意したいポイントについてご紹介します。履歴書に貼った写真が原因で、インターンシップの選考に落ちるケースは、決して珍しい話ではありません。思わぬところで躓くのを防ぐために、しっかり注意点を押さえておきましょう。

3か月以内に撮影したものを使用する

履歴書に使用する写真は可能な限り最近のもの、最低でも3か月以内に撮影した写真を使用してください。撮影から時間が経過しすぎていると、髪型や体型が大きく変化し、外見の印象が変わっている可能性があるためです。

写真と実物の印象のギャップが大きすぎると、インターンシップの採用担当者を困惑させるだけでなく、最悪の場合、選考に落ちてしまいます。

そのため、過去に撮影した写真があったとしても3か月以上時間が経過している場合は、必ず写真を撮り直してください。ただし、3か月以内に撮影した写真でも、髪型や体型が大きく変わっているのであれば、写真を撮り直した方がよいでしょう。

裏に氏名や撮影日などを記入する

写真の裏には、氏名や撮影日などを忘れずに記入してください。インターンシップの採用担当者は大量の履歴書を扱っているため、どれだけしっかり貼り付けていても、書類整理の過程で写真が剥がれる可能性は否定できません。

その際、剥がれた写真が誰のものかはっきりさせるためにも、必ず氏名を記入してください。また、名前を書く際は、万が一インターンシップの採用担当者の目に触れても見苦しくないように、丁寧に記入しましょう。

企業によっては、あらかじめ写真の裏に記入すべき事項を指定しているケースもあるため、確認を怠らないようにしてください。

写真館での撮影も検討する

履歴書の写真を用意する際は、写真館の利用も検討しましょう。近年は、スマホで撮影した写真を履歴書用に加工してネットプリントできるサービスなども登場し、自力で写真を用意できる環境が整っています。

しかし、すべての人が、それらのサービスを用いて完成度の高い写真を用意できるわけではありません。

もし写真を自力で用意するのが困難な場合は、プロのカメラマンに履歴書用の写真撮影を依頼するのがおすすめです。オプション次第では、髪型のセットや衣装の貸し出し、肌加工なども行ってもらえます。

履歴書を書く際のポイント


インターンシップ用の履歴書を書くことに対し、高いハードルを感じている人もいるかもしれません。しかし、きちんとポイントを押さえれば、誰でも履歴書を作成できます。履歴書を書くときは、以下のポイントをチェックしましょう。

フォーマットがある場合はダウンロードする

履歴書は、現在インターネット上でさまざまなフォーマットが無料でダウンロードできますが、企業によっては指定されたフォーマットで履歴書を用意する必要があります。その場合は、必ず指定されたフォーマットを使用して履歴書を作成しましょう。

とくに指定がない場合は、大学の売店などで入手できる、学校独自の履歴書を使用するのもおすすめです。

学校独自の履歴書は、ひと目見ただけで所属がわかるだけでなく、学校で力を入れている勉強や、学外の活動で力を入れていることなど、企業に向けてアピールできる項目が多数設けられています。

油性・ゲルインクのペンで記入する

履歴書を作成する際は、油性およびゲルインクのペンを使用してください。昨今はフリクションペンと呼ばれる、消せるボールペンが登場していますが、フリクションペンのインクは温度が上がると消えてしまうため、履歴書作成には不向きです。必ず油性やゲルインクのペンで記入しましょう。

また、使用するペンの太さは0.5mmから0.7mmがおすすめです。0.5mm以下の太さは読み手に弱々しい印象を与えてしまい、0.7mm以上の太さは文字が潰れやすくなってしまいます。履歴書の枠線とのバランスも考慮しながら、最適な太さのペンを使用してください。

書き間違えたら新しい履歴書を使用する

もし履歴書を書いている最中に書き間違えてしまったら、そのときは潔く新しい履歴書を用意して、最初から書き直してください。

たとえ修正箇所がひとつしかなかったとしても、修正テープや修正液を使用して書き直すと、修正していない履歴書と比較して明らかに見劣りします。また、修正した履歴書を提出すると、企業側に意欲や仕事に対する誠実性を疑われる可能性が高いです。

そのため、履歴書を作成する際は誤字脱字の可能性を考慮して、予備の履歴書をあらかじめ多数用意しておきましょう。どうしても履歴書を修正する必要がある場合は、二重線を間違えた箇所に引いて、訂正印を押してください。

撮影した写真は最後に貼る

履歴書に写真を貼るのは、履歴書を書き終わってからにしましょう。万が一写真を先に貼り、履歴書を書いている最中に書き損じてしまったら、写真ごと履歴書を捨てなければなりません。

もし予備の写真も履歴書もなく、応募締め切り直前にそのような事態になったら、インターンシップへのエントリーそのものができなくなるでしょう。

写真を剥がして再利用すればよいと考える人も一定数いますが、履歴書を見慣れている採用担当者は、再利用した写真かどうかすぐに見抜きます。その場合、採用担当者に悪い印象を与えるのは避けられません。必ず写真は最後に貼ってください。

履歴書に関するQ&A

履歴書を書いた経験がない人は、さまざまな疑問を抱きがちです。以下、履歴書の作成に関する疑問についてまとめてみました。ぜひ履歴書作りの参考にしてください。

手書きとパソコンはどっちがよい?

履歴書を作成する場合、手書きとパソコン、2つの方法があります。以前は手書きの履歴書の方がよいとされていましたが、現在では手書きとパソコン、どちらで作成しても問題ないとしている企業が多いです。

手書きとパソコンは、それぞれ異なった利点があります。手書きは、美しく読みやすい字で書くことで、人柄や熱意をアピールできるでしょう。パソコンは効率的に履歴書を作成でき、修正も容易です。

履歴書の作成方法が選考結果を左右するケースは、近年においてほぼありません。しかし、どうしても心配な人は、事前にインターンシップ先の企業へ、どちらの方法で履歴書を作成すればよいか確認しておきましょう。

エントリーシートとはなにが違うの?

エントリーシートと履歴書の違いは、端的に説明すると選考に使う書類か、それとも公的な書類として使う書類かという点です。

エントリーシートは、あくまで採用選考の際に合否を決定する参考資料として使用します。企業ごとに独自のフォーマットが用意されており、文字数まで細かく決まっているケースが多いです。

一方の履歴書は、選考が終わったあとも社員のデータとして残されます。そのため、学歴や職歴など、履歴書の内容に嘘が記載されていた場合は私文書偽造の罪に問われ、内定の剥奪、解雇の原因となるでしょう。

履歴書と異なる役割を持つエントリーシートですが、作成するうえでの具体的な違いをご存じでしょうか。こちらの記事では、エントリーシートの書き方とコツ、よくある質問をまとめました。あわせてお役立てください。

まとめ

以上、インターンシップで提出する履歴書の書き方や注意点について取り上げてきました。履歴書はインターンシップを希望する企業に対して、自身の強みや個性をアピールするための存在です。そのため、書式を含めて、ルールから逸脱しない履歴書を作成する必要があります。

たとえ履歴書作りに慣れていなかったとしても、真摯に履歴書作りに取り組めば手書きでもパソコンでも、必ず相手に熱意は伝わるはずです。今回紹介した履歴書作りのルールや注意点をもとに、頑張ってインターンシップ用の履歴書を作成してください。

株式会社匠工房でも、インターンシップに参加する学生の募集を行っています。詳しい情報が知りたい人は、ぜひ公式サイトをご確認ください。

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